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以前、海外在住者の日本の銀行口座管理 ついて取り上げました。今回は海外在住歴10年越えのX子が、一時帰国の際の支払いや送金について、実体験をもとにご紹介します。「日本に帰国するたび、お金のやりくりで頭を悩ませている」という方も多いのではないでしょうか?そこで帰国時の日本円使用方法についてまとめてみました。
基本的な選択肢
基本的な方法としては以下のものが挙げられるのではないでしょうか。
1. 海外から日本の銀行への送金
- メリット:日本で確実に現金を確保できる
- デメリット:送金手数料と為替手数料の二重負担の可能性
2. クレジットカードの活用
- 海外発行カード:マイル還元率が魅力的、しかし為替手数料を含む手数料の負担あり
- 日本の銀行発行カード:為替手数料なし、国内でのトラブル対応が容易
3. デビットカードの使用
- 手数料が比較的安い
- 利用金額の設定で使いすぎを防げる
為替と手数料を賢く管理するコツ
一時帰国の際に最も悩ましいのが日本円使用に至るまでの手数料。外貨主体の経済基盤を持つ方にとって、為替手数料、送金手数料、銀行・サービス利用料、帰国時の散財の状態を考えると種々の手数料は本当にばかになりません(涙)。円安の今、一つのオプションとして『マルチ通貨口座』の活用があります。その利点としては以下が挙げられます。
- 複数通貨を保持可能
- 為替レートの良いタイミングで両替できる
- 銀行によってはカード使用時の為替手数料の節約に効果的
送金のベストプラクティス
日本へ送金の際のベストプラクティスを考えてみました。
外貨送金
- 日本の銀行にマルチ通貨口座があれば最適。外貨を直接日本の銀行で送金できる
- 為替のタイミングを選べる
- 海外在住者への国内銀行利用サービスに制限があることがある。要件確認が重要
円送金
- 為替手数料の安い国外銀行・サービスを選択
- 受取銀行の要件確認が重要(マイナンバーなど)
おすすめの支払い方法
デジタル・カード決済
- マルチ通貨口座連携の『デビットカード』を利用することで、為替を含む手数料の節約
- 使用履歴の管理が容易
現金対策
- デジタルではないカード本体は必携。残念ながら日本ではまだ現金が必要なケースがあり、ATM引き出しに備えます(涙)
- 海外カード使用の際は、ATM手数料の安い海外銀行・サービスを選択
- 海外カード使用の際は、月間引き出し無料枠の活用
実践的なベストプラクティス
今後一時帰国に向けて、以下のポイントを重視し準備するのが簡単でしょう。
重要ポイント
- 可能であれば海外マルチ通貨口座を開設
- 為替タイミングの見極め
- 海外低手数料の銀行を選択
- 現金引き下ろしのためカード本体の確保
- デビットカード主体の運用
- 使用額によっては、マイル獲得のためクレジットカードを使用
海外日本人妻X子の実践例
海外在住10年以上の私の実践例も紹介させてください。
- 日本の銀行口座へ必要最小限の日本円送金
- WISEと他行で海外マルチ通貨日本円口座を利用
- デビットカード主体の日本円口座からの直支払い
- 利用額によってはマイル獲得のため海外クレジットカードを利用
- WISEなどの低手数料サービス活用
実際、4行の銀行・サービスを利用しやりくりしています。基本的にはWiseのマルチ通貨口座をメインに、デビットカードと他行海外銀行のクレジットカード使いをしています。
現金が必要な際は、
- Wiseで無料上限まで利用
- 日本の銀行から引き下ろし
- Wise手数料枠
の順で利用しています。WISE のATM手数料は海外のカードで現金引き下ろしに比べても格段に安いので現金がピンチの際非常に助かっています。
こちらにリンクを置いておきます。ぜひ皆さんも利用してみてください。
まとめ
海外在住者の日本円管理は、一見複雑に思えますが、適切な準備があれば効率的に運用できます。ご自身の生活スタイルに合わせて、海外日本人妻X子の経験を参考に最適な方法を見つけてください。
又、皆さんの実践方法も参考にさせていただきたいです。ぜひ教えてくださいね。